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市民の立場で憲法改悪を国民投票で阻止するためのブログ
by dokodemo2006
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大盛況でしたー1区4人の討論会

 10月7日(火曜)は高知青年会議所主催の討論会「未来を語る 公開討論会」(かるぽーと 午後7時より)を見学に行きました。
 激戦の高知1区の4人の立候補者予定者(橋本大二郎氏(無所属)、福井照氏(自民・現)、田村くみこ氏(民主(、春名なおあき氏(共産)がエントリーしているガチンコ選挙区であり、誰が当選してもおかしくないのですし。

 9月7日の高知青年会議所主催の「まちづくりファーラム
大盛況でしたー1区4人の討論会_d0074662_1124610.jpg
」では私も関わりがありましたし。担当委員会の森本道義委員長と中村彰宏理事長が司会・進行されると聞いたので見学にいくことにしました。
 
 あいにくの雨でしたので自宅からは雨靴を履いて、。堀川のボートウォークを歩いてかるポートをめざしました。関心が高いようで会場は埋まっていましたね。結構なことです。

 公益青年団体である青年会議所が地域代表を目指す人たちを皆呼んで意見交換会をすることはまことに良いことです。多少おたおたしようが、そのことを企画しただけでよいのですから。

 ただうかつにも青年会議所側に「会場内での撮影許可」を頂いていませんでした。日曜日に自主防災会の神戸長田区鷹取町内会との交流事業や、昨日は高知シティFM「いますぐ実行まちづくり」の収録があったりしまして、手抜かりがありました。ブログ記者としては失格です。

 さて討論会ですが、あらかじめ青年会議所側から質問を4人に送付してありました。以下の7つの質問から5つ程度当日質問するということでした。その質問内容です。

1)最も優先する政策は何ですか(景気対策か、財政再建か、構造改革か等) 

2)消費税の増税についてどうお考えですか →財源問題についても言及

3)年金制度についてどうお考えですか

4)エネルギーや食糧を外国に頼っている現状を、将来的にどうすべきと考えているか

5)これからの高知が進むべき道について(地域間格差、地方分権と道州制にも触れながら)

6)中央集権、官僚政治について、改革ならば具体案について

7)それぞれ閣僚になるとすれば何大臣に就任したいか、何故か?

 まずそれぞれの自己紹介と言いたい事の5分間スピーチがありました。

田村くみこさん。「わたしは介護の仕事をしていました。今の介護保険制度はおかしい。介護で働く人も、介護を受ける人も幸福ではありません。また高知県では2人に1人しか仕事がありません。格差をなくすためには政権交代をして政治を変えないといけません。

橋本大二郎さん。「国民は溜め込み型の生活防衛をしています。少々政府が公共事業や減税をしてばら撒いても昔のように景気は良くなりません。お金を国民が安心して使えるしくみをつくらないといけない。それには国と地方のあり方を変えることです。国は世界経済に対応する施策を行い地方に口を出さない。それには国に仕組みを変えないといけません。」

春名なおあきさん。「大学生2人と高校生1人の親で大変です。子育てだけでなく若者に職がありません。あっても派遣、臨時、パートの低賃金。私は国の政治のゆがみを直します。政権を投げ出す政党に国民生活は任せられないからです。」

福井照さん。「小泉ー竹中路線で地方は虐待されてきました。麻生総理は3年で景気を回復させると言っています。公共事業で地方に投資します。お金が地方で回ります。国と県と市のパイプ役で働きます。これからは環境と水と文化の時代です。日本は高知はこれからチャンスなのです。」

 質問についての解答などは、新聞・テレビのマスコミを参考にしてください。質問で面白いなと思ったのは、最後の質問。7)ですね。「もし当選し、閣僚をやるとすればどういう大臣になりたいですか?」です。これはそれぞれ個性が出ました。

田村くみこさん。「わたしはまだ議員になってもいないし、経験もありません。介護の仕事をしてきました。厚生労働省の仕事と国民をつなげるセクションの仕事をします。大臣にはこだわりはありません。」

橋本大二郎さん。「国の形を変える。国と地方のありかたを変えないと私の構想は実現しません。やる以上は日本のトップリーダーである総理大臣です。中央主権から地方主権の国づくりをいたします。

春名なおあきさん。「後期高齢者医療制度や年金問題。雇用問題などに関心があります。わたしは厚生労働大臣になります。枡添さんには引退していただきます。」

福井照さん。「失言しない国土交通大臣といいたいですが、外務大臣を希望します。日本は戦後国境問題を全然解決していません。中国とロシアもかつて戦争した国境線を長い交渉の末に確定しました。日本の外交を充実させたい。」

 参加者は約900人でした。雨の中大盛況でした。高知のマスコミ各社は全社来ていました。あるマスコミの人と隣になり聞いていました。「よい企画。JCは頑張っている」と褒めていました。

 今日は司会を俺たちの高知創造委員会の森本道義委員長がおこない、進行役を中村彰宏理事長がされていました。懸命に話していた姿勢に好感を持ちました。学者やマスコミ人に司会・進行を頼まないでよかったです。

 ただ1つ注文があります。マスコミだけでなくこの種のフォーラムは写真撮影もビデオも録音もすべて解禁にしていただきたいです。ブログで皆が紹介しあうことも大事ですので。
# by dokodemo2006 | 2008-10-08 11:02 | 市民参加のありかた

必見の映画[日本の青空」

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 以前NHKテレビで「ETV特集 焼け跡から生まれた憲法草案という番組を見ていました。現在の安倍首相や自民党の一部が「日本国憲法は占領軍の押し付け憲法。今こそ日本人による自主憲法制定を」「中国や北朝鮮の軍事的脅威に対抗するには憲法改正し、自衛の為の軍隊を行使しなければならない。」などと言われています。以前わたしもブログに書きました

 そのキャンペーンは殆どウソであることが映画を見て思いました。
 ある雑誌の契約社員である主人公が、編集長から「憲法特集をやろう」と号令をかけられたところから始まります今の。ほとんどの日本人は憲法問題に関心がなく、なんとなく「憲法改正もいいかも」と言う意識。

 「憲法を掘り下げよ」との編集長の言葉が耳につき、帰宅して母親にその話をすると、偶然にも主人公の祖母が小学校教諭時代に、日本国憲法草案を起草した鈴木安蔵の子供さんを教えていたという話から展開していきます。
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 鈴木安蔵の娘さんの話や、所蔵していた日誌から、人柄や人生が映画で描かれています。京都大学生時代に治安維持法違反第1号で検挙され、大学は退学、3年の実刑をくらいました。同士であった女性と結婚し3人の子供を得たものの、職にはありつけず、親類からの仕送りで細々と肩身の狭い生活をしていました。

 鈴木安蔵は、社会思想には見切りをつけ、憲法の研究を戦前、戦中を通じてしていました。ベースとなっていたのは、自由民権運動運動時代の植木枝盛の憲法草案や、全国各地の憲法草案でした。それはイギリスやフランスの人権思想に大きな影響を受けたものでした。
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(この画面映画にも出てきます。天皇陛下以下皇族も出席され国民全体で日本国憲法の葉交公布を祝賀しました。)


 敗戦後の日本の民主化が大きなテーマでした。国民主権で人権に配慮した憲法でなければならない。男女平等で、だれもが人間らしい生活ができる社会でなければならない。ポツダム宣言の履行がなによりも急がれていました。

 当時の日本政府の関心ごとは国民ではなく、天皇制の保持だけでした。占領軍の多くの国は天皇の戦争責任を追及し、処刑せよとの意見でした。アメリカは日本の国民感情からみて、厳罰と共和制への移行は今は無理であると判断していました。

 当時の日本政府に新憲法を起草するように依頼したものの、出てくる素案は大日本帝国憲法との違いはない天皇主権の憲法でした。これでは極東委員会は説得できない。GHQは民間から提出された憲法草案のなかで鈴木安蔵がまとめた案に注目しました。
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 結果殆ど鈴木憲法草案を採用し、法律知識のある米軍将校で日本国憲法が起草されました。今話題の憲法第9条ですが、映画では鈴木安蔵は軍隊の項目は白紙にしていました。当時の芦原首相が「戦争放棄。軍備を放棄とします。」とマッカーサー司令官に言われたことがそのまま採用されたということです。

 つまり殆どの日本国憲法の草案も、憲法第9条も日本人が考え、こしらえたものでした。
 映画としても優れています。2時間見入ってしまいました。
 小中学生には「総見」と言いまして、全員で授業の変わりに映画を見る研修があるそうです。すべての小中学校で見るべきでしょう。高校生、大学生、社会人全員が見るべき映画であると私は思いました。

 また映画が高知市の自由民権記念館で上映されているのも縁です。ルーツの1つが土佐の自由民権運動でしたから。明日、明後日は自由民権会館で「日本の青空」をみんなで鑑賞してください。
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# by dokodemo2006 | 2007-07-07 12:18 | 映画「日本の青空」

今日「焼け跡からの日本国憲法」は必見

「ぷらっとこうち」はめんどうごとを嫌う高知県庁のお役人体質のお陰で、消滅しました。
 今日本国憲法が危なくなっています。そのことを危惧してお知らせします。

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 今日は午後10時NHKの教育テレビでETV特集選「焼け跡から生まれた憲法草案」がようやく再放送されることになりました。必見番組です。憲法問題に関心のある人は必ず見ましょう。見れない場合は必ず録画をしましょう。

 敗戦後7人の日本人が議論の末に生み出した憲法草案です。決して改憲派が言うように「GHQからの押し付け憲法」ではありません。日本人の民間人が軍国主義の体制下に弾圧されながらも研究し、構想していたからこそ、きちんとした日本国憲法の原案に採用されたのです。

 憲法改正が話題になっていますが、お勧め番組です。改憲派や党派的な護憲派の薄っぺらな議論を吹っ飛ばす内容です。

 私の前回放送分の感想です。

 焼き跡から生まれた日本国憲法

 ぜひ見てください。
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 また 5月13日に高知市自由民権記念会で上映されます映画「日本の青空」です。

(日時) 5月13日(日曜) 午前9時40分から11時43分

(場所) 高知市自由民権記念館(民権ホール)

(鑑賞費)1000円

 憲法改正運動の「まやかし」にいちはやく気がつくことです。
# by dokodemo2006 | 2007-05-06 12:30 | 市民参加のありかた

年度末のやっつけ仕事ーぷらっとこうちが暫定開設されたとか

 高知県総務部県政情報課土居寛道課長)が管理・運営している公共電子掲示板「ぷらっとこうちが3月26日までの予定で今日から暫定開設されたようです。


 利用制限があるようで、「あらかじめ登録している人」であり、「会議室だけの開設」だそうです。

 あいかわらず制約だらけの公共掲示板のようです。規制だらけの暫定会議室のようです。

ぷらっとこうちWEBサイト 暫定開設運用ルールNew!

 ちなみにわたしも県政情報課に新規登録者として申請をしていましたが、以下のような返事が返信されてきました。

 ぷらっとこうちWEBサイトへの参加登録をいただき、ありがとうございました。


 ぷらっとこうちは、平成18年8月24日から書き込みを停止させていただいていましたが、本日、暫定的に開設いたしました。

 しかしながら、この暫定開設は1ヶ月程度の短い期間であり、テーマに沿った短期間での意見集約を目指し、既に参加登録いただいている皆様を対象とさせていただいています。

 まことに勝手ではありますが、新規の参加登録は保留させていただいていますことをご理解願います。
 なお、今後、ぷらっとこうちが再開することとなった折には、お知らせさせていただきます。


ぷらっとこうち事務局(高知県県政情報課内)
竹村、田中、森本
tel:088-823-9898
plat-jim@ken4.pref.kochi.jp


 ということです。「アンケートも同時に実施するようですね。

 「年度末」で「やっつけで仕事を片付けよう」「来年のことは知らない」という「お役所の事情」の「ありばい開設」「ありばいアンケート」であることが明らかになりました。
# by dokodemo2006 | 2007-02-27 17:15 | 県政情報課

住民監査請求陳述会を傍聴

 高知県庁北庁舎2階の監査委委員会南会議室で、県政情報課が管理・運営している公共電子掲示板「ぷらっとこうち」についての県民側と県側の意見陳述が1月22日行われました。

 県民側は陳述人として森武彦氏、竹内隆志氏、田所辯蒔 氏。県側は県政情報課土居寛道課長、竹村朱美氏、田中芳輝氏、森本絵里氏です。
 県監査委員会は坂本委員、黒岩委員、武石委員、奴田原委員長です。県側の監査委員会事務局の4人の県職員も立ち会いました。

 参考ブログ「県民をなめたらいかんぜよ
Kansasiryou


(上は陳述人が提出した資料。パロディ掲示板「ふらっとこうち」を閉鎖するために県政情報課長が管理責任者に送りつけた文書。ぷらっとこうちの管理責任者は「運営委員会」ではなく県政情報課長であることが証明されました。下の図は当日の監査委員会の様子です。)


 県民側の主張は「ぷらっとこうちの開設時に500万程度のソフトの開発費用がかかりました。それは県民の財産です。しかしその財産は使用し活用しなければ価値のない財産です。
 また運営委員は正式な県の委嘱されていない。委嘱状もない。任命権者が不明瞭であります。運営委員の選出も不透明であり、運営委員が別の運営委員を選ぶしくみになっています。それもおかしい。

ぷらっとこうちに書き込んでいる県民各位もあえて著作権は主張はしませんが、積み重なったその意見も県民の財産です。
 ニックネームを特定する行為や法的処置がとられたからとの閉鎖理由にしているが、8月24日時点では法的処置はとられていないので誤まった記述です。」

「2005年9月にはぷらっとこうちは不正アクセスを受け、2ヶ月間閉鎖されていました。今回は県民が納得できる説明もなく8月24日に閉鎖され、11月30日には運営委員会と事務局が責任を放棄し退任した形になっている。
 知事は8月15日に長文でぷらっとこうちへ投稿「時代を拓く「協働のメディア」は、いかにあるべきか」しているにのに僅か1週間後のこの行為は釈然としない。県民アンケートをするといいつつ実施もされていない。」

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(監査委員会が始まる前の様子です。)


「閉鎖している間も管理はしなくてはいけない。500万円の損害を与えたことになるので県政情報課長は、県に返却しなければならない。」

 一方県側の説明は土居県政情報課長が説明しました。

「ニックネームを特定する行為と運営の妨害ともとれる行為があり、安心して登録者が書き込みが出来ないと判断したので閉鎖しました。」

「11月30日に運営委員会が退任したので、再開に向けては県政情報課で検討している。」とのことでした。

 続いて監査委員の武石氏からの質問がありました。

武石「現在は登録者は書き込みが出来ないのでしょうか?」

土居 「書き込みはできないようになっています。」

武石「サーバーの維持管理費はかかっているのか?」

土居「かかっています。」

武石「7月24日に竹内氏、西村両名が登録抹消処分をした。森氏がそれに該当するのであれば何故森氏を登録抹消にしないのか?現在は全員が電子掲示板が見れないが、対応が違うのではないか?」

土居「運営委員会が決めたことなので、明言できません。」

武石「運営会議がなくなれば、県政情報課が再開する検討をしているのか?」

土居「検討中です」

奴田原「再開の条件はどうなっていますか?」

土居「参加者の皆さんが安心して書き込みが出来る状態になればです。」

事務局「陳述人がぷらっとこうちは県民の財産であると主張していますが、それは認めますか?」

土居「認めます。」

事務局「使えないことは財産を消滅しているのではないかという陳述人の主張は認めますか?」

土居「認めません」
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(監査委員会前の様子。前方の席に監査委員4人が着席します。右側には事務局の席があります。)

 使用し活用することで、「県民の財産」ともなる公共電子掲示板「ぷらっとこうち」。県政情報課がこのまま放置することよる「不作為行為」に対し県監査委員会はどう判断されるのか注目です。

 県政情報課は「時間切れ」」狙っているようですが、そうはいかないような雲行きではないかと傍聴して思いました。
# by dokodemo2006 | 2007-01-23 06:41 | ぷらっとこうちのありかた