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仙波敏郎さん講演会7月12日は高知女子大南校舎講堂で「仙波敏郎さん講演会」がありました。おびさんマルシェを見学した後に駆けつけました。市民50人が参加されていました。そして静かに講演会は始まりました。 皆さん「明日はわが身ですよ。」と言い放つ元愛媛県警警察官仙波敏郎さん。今年3月に退職されました。全国25万人の現職警察官のなかでただ一人、警察内部の裏金つくりに非協力の姿勢を貫き、2005年にその事実を告発した勇気ある人です。 「わたしのことを平成の坂本龍馬だとか持ち上げる人がます。龍馬のファンだからそれは嬉しい。しかしわたしは当たり前のことをしてきただけ。不正を告発しただけ。公務員なら当然のことをしただけです。」 仙波さんは原稿なしに講演をされます。しかし話はよどみなく真実があるだけに説得力があり引き込まれます。 「わたしは43年間勤務した警察を退職しました。普通なら毎日が日曜日で好きなことだけしたい。わたしは日本の市民が警察の実態を全然知らないことに驚きました。私の後に続く警察官もいません。ですのでこれほど忙しくなるとは思いませんでした。 警察官25万、退職者15万の40万人のなかで裏金づくりに一切協力しなかったのは私1人です。」 「片岡さんの白バイ事件。なぜ高知県の人たちは真相を追求するために声を上げないのですか。明日はわが身ですよ。みなさん真剣に考えてください。」 「2年前に自由民権記念館での講演会。片岡さん運転のバスに乗っていた当時の中学生たちがまっすぐな目で私を見ました。裁判所は目撃者の証言を全くとりあげません。」 「みなさん市民の力で警察を監視してください。警察は鉄のピラミッド。500人のキャリアが25万人を支配しています。捜査費という偽の領収書をノンキャリアの警察官全員が偽造し、集め副署長が毎月100万円キャリアの署長に渡す。転勤の時の餞別は800万円の場合もあります。」 「犯罪を日常的にしているのは暴力団と警察。上納金と言っても暴力団もこれほどえげつないことはない。そういうことばかりしているから捜査力も落ち、事件をすぐに解決しなければならないから冤罪事件も必然的に増える。」 「ちかん容疑で容疑者になり警察に拘留されたらどんな人でも10日で犯人になります。そこで調書を取られ、起訴されれば99・9%有罪になります。 わたしは残りの人生を片岡さんのように冤罪で苦しんでいるひとたちを救うために捧げたいと思います。」 「裁判官も警察が黒というのを認めたほうが楽ですし。みなさん一時共謀罪が浮上しましたね。今の警察が共謀罪で動いたら今日の講演会へ来ている人は全員逮捕され有罪になります。」 仙波さんに「現職警官裏金内部告発」{仙波敏郎・著・講談社)を購入しました。そしてサインをしていただきました。 続いて元裁判官で生田弁護士が話されました。現在片岡さんの弁護をされておられます。 「片岡さんは最高裁でも却下され現在1年4ヶ月拘留されておられます。 そもそも白バイ事件がおきたとき、いろんな社会的な動きとは無関係ではありません。 1)高知県警でも裏金問題があり、騒ぎになっていた。 2)白バイが違法な訓練を公道でしていたことがわかると県警本部長{キャリア)の責任になる。 3)白バイ隊員は自賠責保険しかいっておらず、任意の保険に入っていない。 4)白バイ事故の2週間前に警察官の事故が多いので、警察庁長官通達で事故防止に努めろとの通達を出していた。白バイ隊員側に過失がある事故であるとまずい事情が高知県警にあった。 本来なら裁判所が見抜かないといけないがそれは期待できない。」 「裁判官も人の子。判事補から判事になるのに10年かかる。判事から3号にならないと裁判官になれない。裁判官と判事では給与でも年間500万も違う。 そうなると国に逆らう判決など出しにくい。事なかれ主義になる。警察の証拠を採用すれば楽だし。安易な方向に裁判は流れる。 白バイ事件も民間の交通事故鑑定士が詳細な現場調査し、資料も提出したのに検討もせず門前払いにしていますし。」 「みなさん警察や裁判所に丸投げしていては駄目ですよ、彼らが不正をしていないか監視をしないといけないのです。」 「丸投げはいけない。自白調査はだけで判断しない。それいがいの証拠もないといけない。国民は積極的に裁判に関心を持ってください。」 質疑応答になりました。 「それほど警察も裁判所も酷いことであれば、裁判員に自分がなったときどうすればいいのでしょうか?裁判官がいい加減なら対抗できるのでしょうか?」 「ある社会心理学の実験で間違った事柄でも集団の中で3人が声高に執拗に主張すればそれがまかりとおるそうです。」まさに裁判官が3人で裁判員が6人。その構図です。 裁判官の言うことをうのみにしない。自白調書だけで裁判をしない。それを主張してください。」 またこうも言われました。 「本来なら行政事件などに裁判員をなるべきです。それをしなくて凶悪事件の刑事事件を国民に栽培員を強制的にさせるのは国側にたくらみがあると思います。 それは国家権力の怖さを裁判を通じてしみこませ、狙いは憲法の改正ではないのでしょうか。 警察が有罪と言えば有罪。真実でなくて誰かが有罪であればいいのです。冤罪事件の片棒をを国民が担がされる危険性もあるのですから。」 白バイ事件の目撃者の浜口さんも登壇されました。 「わたしは白バイ事件の当日現場付近を車で通りました。白バイが曲芸のように自分の車を追い越して行きました。市内で買い物して帰りに通りますとたくさんのひとが出て現場検証をしていました。おびただしいタイヤのスリップ跡がありました。 翌日現場を通過しましたがタイヤの跡はまったくありませんでした。これはおかしいと思いわたしは白バイ事件の目撃者であることを名乗りました。」 また別の事件で冤罪逮捕された澤田さんも登壇されました。公権力の乱用の怖さを訴えておられました。
by dokodemo2006
| 2009-07-13 14:18
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